祭り準備①/新井・伊勢宿・上妙典

いよいよ今週末より、行徳の秋の祭りが始まります。

今年の大祭は4つ。

 

今回は、1週目に行われる3つの祭礼の準備の様子をお伝えします。 

 


新井の祭礼

10月7日(金) 宵宮

  8日(土)・9日(日) 本祭り

 

まずは新井。

行徳地域で、伝統の白装束の衣装を着用せず男女混合で江戸前担ぎを行うのは、こことお隣の相之川の祭りだけ。

祭りが3日間(宵宮含む)行われるのも、ここだけです。

4年に一度の大祭が、前回コロナ禍で中止となり、実に7年ぶりの開催となります。

 

祭りの準備は、1カ月前から始まりました。

9月の1週目には、神輿と担ぎ棒の掃除をし、


 

2週目には提灯を飾り付け。

以上4点画像提供:新井 熊野神社 伊邪那美會
以上4点画像提供:新井 熊野神社 伊邪那美會

 

熊野神社境内の御仮屋やお囃子舞台の設営もこのように進み、あとは当日を待つばかりです。

9月15日
9月15日
9月26日
9月26日

9月30日
9月30日
10月4日撮影時も、作業中でした
10月4日撮影時も、作業中でした

 

神社の入口2カ所の飾り付けや、

 

行徳街道に面したゲート、のぼり旗も準備万端です。

 

そして北浜公園には、新井三丁目自治会の神酒所が設営されています。

こちらに宮神輿が渡るほか、ここから独自に町会神輿も出るようです。

 

実は当サイトでこの2週間、閲覧数1位をキープし続けているのが、新井の祭礼紹介ページです。

新井はお隣の浦安や、都内からも江戸前の担ぎ手が多く集まるからでしょうか?

 

7日(土)午後には、南行徳駅周辺を神輿が巡行します!

詳しい時間などは上記紹介ページに記載していますので、それを参考にお出かけください。

 


伊勢宿の祭礼

10月8日(土) 宵宮

  9日(日) 本祭り

 

続いて伊勢宿。

こちらは白装束の衣装で行徳伝統の揉みを行う3年に一度の祭りです。

大祭が行われるのは4年ぶりとなります。

 

同じ白装束の上妙典と日程が重なり、さらには趣向の異なる新井もあり、当日はどのようにしてまわるか悩ましいところですが、それぞれの個性や違いを見つけるのが行徳の祭りのおもしろいところ。ぜひ3つまわってみてくださいね。

 

一昨日、伊勢宿の紹介ページを初公開したことで、1週目に行われる3つの祭礼の紹介ページがすべて出揃いました。

今回こだわったのは、各祭礼ページに神輿渡御の通過ポイントと時間を入れたところです。

 

こんな感じで、青字をクリックすると、その場所の地図に飛ぶようになっています。

11:00豊受神社→11:50徳蔵寺付近→12:10中華料理和幸付近→12:30押切公園付近→12:40サニーハイツ行徳前→13:00伊勢宿自治会館(昼食)14:00→14:30おかね塚前→15:00ロイヤルステージ行徳付近→15:20行徳街道(伊勢宿バス停付近)→16:00旧江戸川沿い(押切地境付近)→16:40旧江戸川沿い(関ケ島地境付近)→17:30伊勢宿バス停(S字カーブ)

これ、実は結構大変だったのですが、何時にどこに行けば神輿が見られるかって、皆さん知りたいことではないかと。

 (感想やご意見などありましたら、ぜひ下のコメント欄よりお寄せください。)

新井と上妙典の祭礼ページにも入れてありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

豊受神社境内に設置された御仮屋
豊受神社境内に設置された御仮屋

上妙典の祭礼

10月8日(土) 宵宮

  9日(日) 本祭り

 

上妙典も、白装束の衣装で行徳伝統の揉みを行う祭りです。

3年に一度の開催で、大祭は実に6年ぶりとなります。

行徳一重い大神輿の渡御は必見です!

 

そんな上妙典、9月から10月にかけて神輿揉みの練習会を3回開きました。

そのうちの2回を見に行ってきましたので、レポートします。

 

9月3日(日)

この日の練習に使われたのは、後藤直光作、台輪二尺の中神輿です。

昨年の妙典まつりに登場した神輿ですが、祭礼渡御は初めてとなります。

残暑厳しい中、久しぶりの方も初めての方も、汗を流しながら揉みの基本所作をしっかり練習していました。

 

この中神輿は、当日女性も担げます。

これは今回初めてのこととなりますので、ぜひご注目ください。

(女性の担ぎ手が足りないようですので、興味のある方は、上妙典青年会までお問い合わせください。)

 

この日、祭礼ののぼり旗が立てられました。

10月1日(日)

この日は朝から神輿の準備作業が行われました。

 

上妙典の神輿は毎年祭礼(陰祭り含む)が終わると、このようにさらしを巻いてカバーをかけて保管しています。

 

毎年の祭礼(陰祭りも含む)前に神輿を出すときは、このさらしをほどき、神輿の部品を外してていねいに掃除します。

氏子の皆さんでこの分解掃除を行っているのは、行徳ではおそらくここだけではないでしょうか。

それができるのは、関係者の中に神輿製作に携わったことがある方がいるからだそうです。

さすがは「神輿のまち行徳」ですね。

 

こちらでは、神輿の屋根の上の鳳凰がくわえる稲穂を作っています。

行徳の祭りは、もともと五穀豊穣を神様に感謝する祭りです。

秋の実りの象徴である稲穂を鳳凰にくわえさせ、神様に捧げるという意味があるそうです。

 

この日は、この後に子ども神輿の担ぎ練習会があったこともあり、お子さんの参加が目立ちました。

こういった地域の伝統行事に子どもが参加することは、とても意味のあることですね。

 

きれいになった部品を元に戻し、神輿の飾り付けをします。

この一連の作業の様子は、祭りシーズンが落ち着いたら、YouTube動画にして残しておきたいと思っています。

 

さて飾り付けが終わったら、神輿の担ぎ練習会です。

まずは子ども神輿から。

大きな声で元気に「わっしょい!」

終了後は「お神輿、楽しい~」という声も聞かれましたよ。

当日も頑張ってね!

 

そして大人神輿です。

今回は、上妙典が誇る重量級の大神輿の登場です!

 

いや~かなりキツそうでしたね…。

推定1トンともいわれるこの神輿を、神社境内では2点棒で揉むわけですが、この日の揉み手の数は20人。

単純計算で一人50㎏ということになります。

50㎏のものをこの体制で後ろ手で持ったり、片手で差し上げたりして回転することがどれほど大変か、今回、担ぎ手の皆さんの表情からひしひしと伝わってきました。

ただでさえ不安定な2点棒、そこに今回は練習会ということで初めての方が多く入っていたので、地すりもさしも半周するのが精一杯でした。

 

当日は行徳の他の町からベテランの担ぎ手の皆さんが助っ人に入るようですが、それでもこの大神輿を揉むのはかなり大変そうです。

ケガの無いことを第一に、なんとか無事に揉めるよう祈っております。

 

 上妙典の祭礼の紹介ページもぜひご覧ください。


週末のお天気は今のところ大丈夫そうですね。

「神輿のまち 行徳」の祭りを、ぜひお見逃しなく!

 

 

 

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