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わっしょい いざなみ@新井熊野神社 レポート

新井熊野神社の祭りは、4年に一度。

前回は2016年だったので、本来なら2020年に大祭が行われるはずでしたが、コロナ禍で2020年・2021年・2022年と3年続けて中止となり、もう6年祭りが行われていないことになります。6年というのは行徳の祭りの中でも最長になります。

 

熊野神社では陰祭りの神事は行っていないそうですが、祭りの伝統をつないでいくため、2022年10月23日(日)、神社の神輿担ぎ手団体「伊邪那美會」が、町内の人を対象に神輿担ぎのイベント「わっしょい いざなみ」を開きました。

 

この日用意された神輿はこちら。

大人が担ぐのは、台輪一尺五寸の後藤神輿です。

新井の子ども神輿ですが、担ぎ棒を新調し下駄を履かせて中神輿としました。

 

子どもが担ぐのは、島尻の子ども神輿です。

大きさは一尺三寸ほどでしょうか。

30年ほど前に、キットを購入し組み立てたものだそうです。

 

ちなみに、神社神輿はこちら。

二尺三寸の中台神輿です。

この日は神輿庫が開き、公開されていました。

 


 

 最初に酒樽の鏡開きが行われ、

 

参加者全員で乾杯!

 

いよいよ神輿の出発です。

 

写真を見てお気付きの方も多いかと思いますが、行徳の中でも、ここ新井とお隣の相之川は、自由な衣装で男女一緒に江戸前担ぎを行います。

行徳の祭りといえば、白装束姿の男性の担ぎ手が「わっしょい!」の掛け声で神輿を揺すらずに担ぐところがほどんどなので、行徳の中では異色といえるかもしれません。

 

大人神輿は神社を出て、

 

神社の周辺を巡行します。

 

途中でこまめに休憩を入れ、

 

コロナの感染予防のため担ぎ棒を消毒します。

 

一方、神社境内では子どもたちが神輿を担いでいます。

 

行徳伝統の揉み方もしっかり伝授。

こちらは神輿を高く差し上げ、天の神様に感謝する「さし」という揉み方です。

 

 

しばしの休憩の後、大人神輿が巡行を再開。

行徳以外の地域からも担ぎ手が多数応援に駆け付け、江戸前担ぎならではの笛や威勢のよい掛け声で盛り上がります。

 

江戸前担ぎでも、行徳独自の揉みを入れるのが行徳流。

ただし、江戸前担ぎの地すりは、神輿の内側を向くのが特徴で、行徳本来の地すりとは少し異なります。

地すり
地すり
さし
さし

 

2時間ほど神社周辺をまわって、神輿が戻って来ました。

 

江戸前担ぎは、境内に入ってからがクライマックス。

担ぎ手が次々と入れ替わり、最後の揉みを存分に楽しみます。

 

ところどころで行徳揉みも見せてくれます。

地すり
地すり
本来のさしは片手で神輿を上げますが、江戸前では両手の人も
本来のさしは片手で神輿を上げますが、江戸前では両手の人も

 

放り受け2連発!


 

最後は、会を主催した伊邪那美會の会長が締めます。

皆さまお疲れ様でした!

 

 

今回参加された皆さんです。こんなに大勢集まりました。

皆さん、いい笑顔ですね。

 

 

 

3分強の動画にまとめましたので、こちらもぜひご覧ください。

 

 

今回は、町内の人を対象(応援の担ぎ手を除く)にクローズドでのイベントとなりましたが、2023年は盛大に祭りが行えますように。

 

 

 

 

 

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