行徳について

まずは基本のキ

そもそも行徳ってどこにあるの? どんなところ?

行徳は千葉県北西部にある市川市の、江戸川より南を指す広域地名です。

市川市の行徳支所管内の地域を指します。

都心まで20~30分程度というアクセスの良さから、東京のベッドタウンとして人気の地域で、人口は約16万7千人(2024年)。これは市川市全体のおよそ3分の1にあたります。

都心へのメインの足となる東京メトロ・東西線は、その混雑ぶりが有名で、通勤ラッシュ時の混雑率はかつて日本ワースト1位となっていました(注1)

JR京葉線沿いの臨海部は、工場や倉庫が立ち並ぶ工業地帯で、 アマゾンや楽天の物流拠点もあります(注2)

 

 

一方で豊かな自然も残されており、野鳥の生息と緑地保全のために造成された「行徳近郊緑地」には、天皇陛下が皇后雅子さまにプロポーズされた場所である宮内庁新浜鴨場と、野鳥を観察できる施設(新施設「あいねすと」は2020年10月11日開館)のある行徳鳥獣保護区があります。

また、お隣の浦安市にある東京ディズニーリゾートは自転車でも行ける距離にあり、毎晩打ち上げられる花火の音を時報のように聞いている人も多くいます。

 

近年は、中国や韓国、東南アジアからの外国人居住者の増加が目立ち、その数はおよそ9,000人(2023年)。

市川市に居住する外国人(約18,500人)の半分が、面積でいえば5分の1ほどしかない行徳地域に集中して住んでいることになります。

 

(注1) ワースト1位は東西線木場→門前仲町間のピーク時間の混雑率で、199%(2017年度/国土交通省)。2022年度版では、混雑率138%で第10位となっています。

(注2)  「市川塩浜駅」周辺は、現在大規模な都市整備が進められており、数年後には新しいまちが誕生する予定です。

 


神輿のまち 行徳

行徳は神輿のまちです。

まちの歩道橋にはこのような横断幕が。


昔はこんな名前の橋もありました(本塩)。

また2020年冬には、行徳駅前にこんなイルミネーションが登場しました。


2018年には、本塩に「行徳神輿ミュージアム」(中台製作所)、本行徳に「市川市行徳ふれあい伝承館」(市川市)が相次いでオープンし、まちをあげて「神輿のまち」のPRに力を入れています。

行徳神輿ミュージアム

9:00~17:00(最終入場16:30)

休館日:日曜・祝日

入場無料

 

千葉県市川市本塩21-3

TEL:(047)357-2061

市川市行徳ふれあい伝承館

 10:00~17:00

休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日に振替)、年末年始(12月28日から1月4日)

入場無料

※休憩所は11:00~15:00 月火定休

 

千葉県市川市本行徳35番7号(旧浅子神輿店)、37番13号(休憩所)

 TEL:(047)314-8177


2017年から2019年には、行徳まつり実行委員会が東京タワーで行徳神輿のPRイベントを開催。観光客に伝統の行徳揉みを披露し、その魅力を伝えています。

行徳新聞2019年10月18日号/㈱明光企画発行
行徳新聞2019年10月18日号/㈱明光企画発行

また2018年には、フランスで開催された日本文化と芸術の祭典「ジャポニスム2018:響きあう魂」の中の公式企画「地方の魅力-祭りと文化」に市川市が参加。「神輿の組み立て・解体デモンストレーション」と神輿パレードを行い、好評を博しました。詳細は市川市の公式サイトで紹介されています。

2019年には行徳神輿にスポットを当てたイベント「しる・みる・もむ 行徳神輿」が初開催されました。 

 

日時:2019年12月1日(日)

   11:00~15:30

場所:行徳文化ホールI&I

主催:しる・みる・もむ行徳神輿実行委員会

後援:市川市、行徳まちづくり協議会


2020年に完成した市川市役所第1庁舎の1階には、行徳神輿が飾られています。

また、2022年度に市川市のマンホールの蓋に新デザイン3種が加わりました。

南部処理区(行徳地域)のデザインは「常夜灯と神輿」です。

 

このカラー版マンホールは行徳公民館の入口に展示されています。

※実際に設置されるものはカラーではないそうです。


地元の商業施設に近年オープンした大手専門店は、店頭に神輿を展示し、「地元密着」をアピールしています。

ユニクロ@ソコラ南行徳

2021年10月29日(金)オープン

無印良品@イオン市川妙典

2022年9月16日(金)オープン

※現在は展示されていません。



祭りの授業や学校行事もある!

行徳の小学校では、地場産業である神輿や地域の伝統文化である祭りの学習に力を入れている学校があります。中には、全校行事で神輿を担ぐ学校も。

地域への関心が薄れ、祭りに参加する子どもたちが減っている昨今、学校と地域が連携して子どもたちに祭りの伝統や「ホンモノ」の迫力を伝えていく取り組みは、とても意味があることだと思います。多くの学校に広がっていくことを心から願っています。

行徳新聞2019年12月6日号/㈱明光企画発行
行徳新聞2019年12月6日号/㈱明光企画発行

小学校の授業の様子を取材しました。

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行徳小で祭りの授業
行徳小で祭りの授業
行徳小おみこし集会 2021年11月
行徳小おみこし集会 2021年11月
行徳小おみこし集会 2022年10月
行徳小おみこし集会 2022年10月
妙典小みこし祭り 2023年2月
妙典小みこし祭り 2023年2月


ではなぜ行徳が神輿のまちなのでしょうか?

 

次ページで歴史をたどってみましょう。

行徳の祭りが10倍おもしろくなる!

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