神社 | 豊受神社 |
地域 | 千葉県市川市 伊勢宿 |
周期 | 3年に一度 |
日程 | 祭礼日(10月15日)前の土・日 |
次回 | 2026年 |
伊勢宿にある豊受神社の3年に一度の大祭です。
宵宮では関係者出席の下、厳かに御霊遷しが行われ、お囃子も出て祭りムードを盛り上げます。
翌日の本祭りでは、白装束の衣装を着た担ぎ手たちが、境内で行徳もみを披露した後、宮出しとなります。神輿が高く軽やかに上がる放り受けにぜひご注目を。
同神社は大通りに面していないため、宮入りは、参道と大通り(行徳街道)の境界で行われます。
「入れろ」「入れるな」の荒々しい攻防は迫力があり、見応え十分です。参道に入った後は、神輿を静かに境内まで運び、最後のもみを披露した後、神事で祭りを締めくくります。
伊勢宿(いせじゅく):昔、伊勢神宮信仰の人々が集まり、船が出たところといわれている。
神社神輿(宮神輿)
製作者 |
浅子周慶 |
製作年 |
昭和2年10月 |
台輪寸法 | 二尺五寸 |
氏子の 諸岡和吉氏・とく氏により寄進されました。
子ども神輿
製作者 |
中台祐信 |
製作年 |
平成 |
台輪寸法 | 一尺一寸(当サイト計測) |
※スケジュールは当日の状況によりずれることがあります。時間はあくまでも目安とお考え下さい。
18:00~ 御霊遷し
伊勢宿豊受神社で神事を行った後、神輿に御霊を遷します。
お囃子の奉納があります。
模擬店はありません。
11:00 宮出し
11:00~17:30ごろ 神輿渡御 (13:00~14:00休憩)
宮神輿のほか、子ども神輿と山車が町内を巡行します。
昼食休憩以外の休憩は状況を見ながら巡行しますので、時間が大幅にずれることもありますが、おおまかな通過ポイントと予定時間は以下を参考にしてください。
11:00豊受神社→11:50徳蔵寺付近→12:10中華料理和幸付近→12:30押切公園付近→12:40サニーハイツ行徳前→13:00伊勢宿自治会館(昼食)14:00→14:30おかね塚前→15:00ロイヤルステージ行徳付近→15:20行徳街道(伊勢宿バス停付近)→16:00旧江戸川沿い(押切地境付近)→16:40旧江戸川沿い(関ケ島地境付近)→17:30伊勢宿バス停(S字カーブ)付近
15:00ごろ 子ども神輿・山車 宮入り
17:30ごろ 宮神輿 宮入り
18:00ごろ 御霊還し
昭和の頃の行徳の祭りは、隣町と争いが絶えなかったという話をよく耳にしますが、伊勢宿にも隣町の関ケ島とやり合った武勇伝?が残されています。
お昼休憩時、伊勢宿側に担ぎ手が20人もいないところに、関ケ島の神輿が地境を越えて入ってきたことがあり、伊勢宿は「縄張りを荒らされた」「売られた喧嘩は買う」とばかりに、その人数で神輿をぶつけに行ったそうです。 神輿はお互いキズだらけ。そして神輿をさし上げていた関ケ島の担ぎ棒が伊勢宿の神輿の屋根に当たり、大きく破損したとか。 伊勢宿の神輿の屋根には、今もそのときの修復の痕が残っているそうですよ。
当時はそういった喧嘩も祭りの一つで、祭りが終われば担ぎ手同士が一緒に銭湯に行き、「楽しかったね」と笑い合ったのだとか。 |
担ぎ手は、担ぎ棒2本の左右に前4人、胴2人、後ろ4人ずつで、2本合わせて20人です。
渡御の始めと終わり、あるいは途中要所要所で「さし」「放り受け」「地すり」という行徳独特の揉みを行います。
渡御の掛け声は「わっしょい」です。
行徳揉みのときは、音頭取りが「まわれ」と言ったら「わっしょい」ではなく「まわれ」と言うのが特徴です。
※行徳のほとんどの祭り(江戸前と獅子を除く)では、音頭取りの「まわれ」に対し「わっしょい」と続けます。
担ぎ手の衣装は伝統の白装束です。
※お囃子についての詳細はこちらをご覧ください。