※五ヶ町の祭礼①からの続き
※画像は過去の祭りやイベントのときのものです。
※終了しました。次回は2026年の予定です。
宵宮では各町ごとに催しを行います。
本塩/豊受神社
神社周辺に屋台が20店舗ほど並びます。営業は昼頃から。
9:00~正午 子ども神輿巡行
●8:30集合
※渡御ルートや注意事項などは本塩自治会インスタグラムをご参照ください。
17:50~20:25 演芸大会
よさこいソーラン、ダンス、カラオケ、変面ショー、演歌・民謡、寿獅子、おかめ・ひょっとこ踊りなど
3:00~ 触れ太鼓、神前の儀
4:00~ 御霊遷式(本行徳一丁目・宮元神明社)・出御の儀
4:40~5:50 下新宿渡御
6:00~7:50 一丁目渡御
8:00~9:50 二丁目渡御(神輿渡しの神事:圓頓寺周辺)
10:00~11:50 三丁目渡御(神輿渡しの神事:八幡神社周辺)
12:00~13:50 四丁目渡御(神輿渡しの神事:神明神社周辺)
14:00~14:30 神輿道通過
14:40~17:40 本塩渡御(神輿渡しの神事:本塩豊受神社周辺)
◇
上記渡御の時間は、「神輿渡御順路図」に記載されたものですが、例年これよりずれ込みます。
前回(2017年)の祭りでは、一丁目と本塩のときは雨がやんでいたものの、ほぼ一日中雨で気温も11月下旬並みという寒さ。五ヶ町の神輿は大きいうえに二点棒でバランスを取るのが難しく、雨では足元が滑り危険ということで、二丁目と四丁目では地すりを行いませんでした。三丁目も地すりは最後に1度、半周したのみでした。
そのため、例年より1時間以上早く進み、17:20ごろには、本塩の渡御を終えた神輿が豊受神社(本塩)前に戻りました。
本行徳四丁目/神明社
9:15~9:45ごろ 子ども神輿巡行(小学3年生以上)
●9:00までに集合
10:15~11:05ごろ 山車巡行(幼児からOK)
●10:00までに集合
※雨天時は山車のみ中止
※水筒持参
10:00~16:00 四丁目食堂(キッチンカー5台/焼きそば、お好み焼き、串カツ、チュロス、牛すじなど)
18:15~18:30 着輿の儀(本塩・豊受神社)
18:30~19:00 本塩宮出し、宮元へ帰参
19:00~19:30 御霊納式並びに還御の儀(本行徳一丁目・宮元)
19:40~ 五ヶ町手打ち式(本行徳一丁目自治会館)
20:00 神輿・神輿庫納め 世話人手打ち
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宮入り(注1)は、本行徳一丁目の宮元ではなく、本塩の豊受神社に納めます。
神輿を納めようとする役員たちと、祭りを終わらせたくない担ぎ手たちとが「納めろ」「まだまだ」とせめぎ合い、祭りのクライマックスを迎えます。鳥居をくぐるのは例年19:00~20:00ごろ。雨で進行が速かった2017年の祭りでは、18:30ごろでした。
最後に社の前で数回揉みを披露し、渡御が終了となります。
着興の儀を行った後、再び本塩を後にし(本塩宮出し)、本行徳一丁目の宮元に戻ります。
地境を越えて神輿を運ぶのは、本来は白丁の役目ですが、早朝からの白丁の負担軽減のため、現在は本塩の担ぎ手たちが揉まずに肩に担ぎ、静々と運んでいます。
宮元で御霊納めと還御の儀を行い、手打ち式をもって祭りの長い一日が終了します。
夜明け前3:00に始まった祭りが終わるのは、例年22:00ごろになります。
(注1) 渡御の最後に神輿を神社に納めるという意味で「宮入り」という言葉を使いましたが、正式には、本塩に神輿を納めることは「宮入り」とは言わないそうです。
行徳打ち |
五ヶ町の祭りで使われる手打ちは、一般的な三・三・七の三本締めとは異なります。 「チャチャチャ、チャチャチャチャ、チャ」の三・四・一の手拍子で三本締めを行います。 この手締めは「行徳打ち」といって、塩場師の手締めだそうで、「上妙典の祭礼」でも行われています。 |
江戸時代の祭りのメインは山車(屋台)で、五ヶ町と下新宿と合わせて6台の山車が出たことが当時の文献に記載されています。
神輿の渡御についての記述はないため、当時、神輿の渡御がどのような形で行われていたのか正確なところはわかっていませんが、当時の神輿は今のように揉むものではなく、白丁が肩に担いで静かに運ぶものだったといわれています。
一説には、当時の祭りは、今のような庶民の祭りではなく塩場の旦那衆の祭りで、渡御の際は、旦那衆の後にお囃子、榊、守神剣、御神刀、神輿と続き、その後に大きな山車(屋台)が続くという大行列で町を練り歩いたと伝えられています。
担ぎ手は担ぎ棒1本ずつに前4人、胴4人、後ろ4人で、2本合わせて24人。
それに音頭取りが前後に1人ずつ付き、合計26人で1つのチーム。
担ぎ手は各町で70~80人は必要とされています。
掛け声は「わっしょい」ですが、本行徳四丁目だけ「おんら(俺たちの神輿の意)」といいます。
しかし、昭和60年に市川市文化会館のオープニングセレモニーとして神輿を出したのを機に、行徳街道(旧道)を渡御するときは「わっしょい」に統一されました。
担ぎ手の衣装は伝統の白装束です。
はちまきは、昔は豆絞りでしたが、今は白に統一されています。
本塩だけは、はちまきを着けなくてもよいとされています。
五ヶ町の祭りには、担ぎ手にもさまざまな決まりごとがあり、以下のように伝えられているそうです。
①酒を飲んでの神輿渡御は厳禁
祭りには酒がつきものであるといわれますが、渡御を行う人は飲酒厳禁とされています。
②神輿渡御する者は、身を清める
昔は江戸川に入って身を浄めるのが習わしだったそうですが、江戸川が汚れてきてからは、各自治会で町内の銭湯(男湯)を借り切り、浄めさせました。
町内の銭湯がなくなってからは、各家庭の風呂で浄めるとしています。
身を浄めた後は、髪に整髪料などをつけることは厳禁とされています。
③白装束の着方はしっかりと
股引や胴に巻くさらしは、腹をへこませた状態でしっかりと。
さらしの半纏の衿は着物のように重ねないでたらします。
帯の両端は長くたらしません。
手首に巻くさらしは、二の腕近くまでしっかりと。
白足袋は最低でも4枚コハゼ以上のもので、昔ながらのゴム引きの白足袋が正式とされています。
④担ぎ手は男性のみ
女性は担ぐことができません。
⑤忌中の家の者、刺青をしている者は神輿を揉まない
大祭の年に葬儀がある者や、刺青をしている者は、神輿を揉むことは遠慮するようにといわれているそうです。
⑥半纏の懐に物を入れて持ち歩かない
神輿を担ぐときは、タバコや財布、スマホなどは身内などに預けましょう。
■担ぎ手団体
※担ぎ手団体についての詳細はこちらをご覧ください。
発足:2011年 (平成23年)10月
会員数:22名(2022年5月現在)
発足 : 2014年(平成26年)5月
会員数 :16名(2023年9月現在)
※お囃子についての詳細はこちらをご覧ください。