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祭り準備②/五ヶ町

五ヶ町の祭礼

10月14日(土) 宵宮

  15日(日) 本祭り

 

10月の2週目は、3年に一度の五ヶ町の大祭が6年ぶりに行われます。

五ヶ町の祭礼は、旧町名でいう本行徳一丁目、二丁目、三丁目、四丁目(現在の地名は合わせて本行徳)と本塩の5つの町の祭りです。

行徳では最も古くからある祭りとされ、行徳地域の祭りの中では他の町から一目置かれる存在のように感じます。

五ヶ町と大祭の年が重なった際は、開催日が同じ日にならないように調整する町も多いようです(今年も単独開催ですね)。

 

今回は、そんな五ヶ町の大祭の準備の様子をお伝えします。

(主に9月~10月にかけての様子です。)


五ヶ町の説明&揉み体験会

行徳まちづくり協議会が9月に2回、本塩の中台製作所で五ヶ町の祭りの説明&揉み体験会を開きました。

2回目の24日(日)の様子をレポートします。

 

行徳まちづくり協議会は、五ヶ町の5つの自治会を含む地元の方たちで構成される会です。

地元の誇りでもあるこの祭りをもっと多くの方に知ってもらいたいと、初めてこのイベントを開催したそうです。

9月16日放送のアド街で行徳神輿が1位に輝き、この祭りも紹介されたことからか、大変多くの参加者が集まりました。

 

関係者の紹介とあいさつの後、まずは行徳揉みの説明。

 

続いて神輿の担ぎ手の皆さんによる行徳揉みの実演が行われました。

この日の神輿は五ヶ町の神輿ではなく、行徳まつりでおなじみの台輪四尺五寸の中台神輿です。大きいですね!

 

ちなみに本番で揉む五ヶ町の神輿は五尺七寸で、これよりさらに大きい神輿になります。

 

会場には、行徳揉みのさしや地すりの重さを体験できる器具が置かれていました。

初めての方がトライし、思わず「これはキツい…」という声をもらしていました。

 

また、室内では五ヶ町のビデオも上映されていました。

このビデオは、行徳ふれあい伝承館(入場無料の市の施設)で常時見ることができますので、興味のある方はそちらへどうぞ。

祭礼前に一度見ておくのもよいかもしれませんね。

 

さて、お次は子ども神輿の行徳揉み体験です。

さしも放り受けも、上手に決まってますね。

当日もカッコよく神輿を担いでね!

 

そして最後は、大人の行徳揉み体験です。

ベテランの担ぎ手の皆さんは、いつも難なく神輿を上げているように見えますが、初めて体験してみると「想像よりずっとキツかった」と話す方がほとんど。

慣れてコツをつかむともう少し楽に上がるようになるそうですので、ぜひくじけず当日も揉みにご参加くださいね。

 

 

さてさて、お次は各町の準備の様子を見てみましょう。

 


本行徳一丁目

9月30日(土)、稲穂作りの様子を取材させていただきました。

稲穂作りについては、上妙典の祭り準備の記事でもご紹介しましたね。

神輿の屋根の上の鳳凰にくわえさせ、神様に秋の実りの感謝を捧げるという大事な意味を持つものです。

稲穂をより分けています。

 

五ヶ町ではこの稲穂の数が左右25本ずつ、合わせて50本と決まっているそうです。なぜ25本なのかというと、昔は各町の田んぼから5本ずつ持ち寄り、それが5つの町なので、25本なのだとか。

 


麻紐で縛ってまとめます。

 

このようにして鳳凰の口にくわえさせます。


 

五ヶ町ではこの稲穂を、祭礼寄付の御礼のタオルにも数本ずつ付けて渡すそうです。

いただいた稲穂は、神棚に飾る習わしがあるのだとか。

 

このほか9月には、神社(神明社豊受太神宮)でも神輿の揉み方講習会が3回開かれたそうですよ。

 


本行徳二丁目

五ヶ町で唯一神社がないのが、ここ本行徳二丁目。

そのため、祭りの際は立派な御仮屋を作ります。

こちらは前回の祭礼時の写真。

 

一丁目が稲穂作りをした9月30日(土)がちょうど祭りの2週間前になりますが、各町この日から設営を始めたようです。

翌1日(日)の様子と合わせてご紹介していきます。

9月30日(土)
9月30日(土)
10月1日(日)
10月1日(日)


本行徳三丁目

八幡神社

30日(土)に訪れたときには御仮屋はすでに設置され、

 

お囃子舞台を設営中でした。

9月30日(土)
9月30日(土)
10月1日(日)
10月1日(日)


本行徳四丁目

神明社

こちらも30日(土)からお囃子舞台の設営を始めたようです。

9月30日(土)
9月30日(土)
10月1日(日)
10月1日(日)


本塩

9月半ばに本塩の豊受神社を訪れたときには、境内の自治会館に祭り開催の大きなポスターが貼られていました。

開催決定の喜びが伝わってきますね。

 

お囃子舞台の設営スタートは、1日(日)からでした。

10月1日(日)
10月1日(日)

 

そして昨日8日(日)。

祭りのはしごで上妙典から伊勢宿へ移動中、人声に誘われて寄ってみたら、行灯の設置中でした。

ナイスタイミング!

 

そして、ちょうど1時間後。

伊勢宿から再び上妙典へ戻る際に寄ってみたら、先ほどの行灯が上がっていました。

お囃子舞台も設営中。

 

祭りはこうした関係者の皆さんのご尽力のもとに成り立っています。

当日は神輿の渡御だけでなく、こういった舞台や飾り付けなどにも、ぜひ注目してみてくださいね。

 

 

さて、1週目に行われた3つの祭りですが、どれも大いに盛り上がり、これまでに見たことのない人出でにぎわったところもありました。

(詳細レポートは五ヶ町が終わってからになるかも…。)

引き続き、今週の五ヶ町にもぜひご注目ください。

 

神輿の揉み手もまだまだ募集中です。

お問い合わせは、各町の自治会まで。

連絡先がわからない方は、早め(3日ぐらい前まで)にこちらからご連絡いただければ、関係者にお繋ぎできるかもしれません。

 

では天気がよくなることを祈りながら、当日を楽しみに待ちましょう!

 

 

※この後、五ヶ町の祭礼ページ②を更新予定です。

 編集のため一時的に非公開にする場合がありますが、数日中に再公開する予定ですので、ご理解ご了承願います。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    田中愛子 (月曜日, 09 10月 2023 20:17)

    又もお見事な取材でこの町の町内意識まで伝わります♪我が家は街道筋の御旅やとして前庭作り座敷にも神棚にお供え上げて神官、しょうしちりきの奏者のお休み所でした。公民館のない頃だからでしょうか?

  • #2

    わっしょい!行徳 (月曜日, 09 10月 2023 23:25)

    愛子さん、いつもコメントをありがとうございます。
    そんな歴史があったんですね。今度ゆっくりお話をお聞かせくださいね。

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