行徳最大の神輿イベント・行徳まつりが、10月29日㈰に4年ぶりに開催されました。
コロナ禍で祭りやイベントが中止となっていた3年間は、同じ実行委員会が代替イベントとして「行徳神社めぐり」を開催。これが好評を博し、今年から別の主催者により継続されることとなりましたが、祭りシーズンが再開となったからにはこのイベントは欠かせません!
帰ってきた行徳まつりの様子をレポートします。
今回は初めて会場を南行徳地域に移し、南行徳公園(通称:えんぴつ公園)のグラウンドでの開催となりました。
イベント開始前は小雨がぱらつき、
お囃子の屋台も雨対策をして開始を待ちます。
会場に並べられていた3基の神輿も雨に濡れています。
ところが、開会式が始まる直前に雨がピタリとやむという奇跡!
田中甲市長も、満面の笑みでこのガッツポーズです。
開会式の後は、消防音楽隊の演奏です。
演歌からダンス付きのミッキーマウスマーチまで、ジャンルが幅広い。
そしてこの方、キレッキレ(笑)。
続いて神輿出陣式です。
まずは浦安のお囃子会・丸音會さんによる獅子舞セレモニー。
そして行徳まつり最大の見せ場ともいえる、行徳神輿と江戸前神輿の行徳もみの共演が続きます!
4年ぶりのこの光景に、胸が熱くなりますね。
これを力強く盛り上げるのは、行徳太鼓連さんです。
実はこの間に子ども神輿が出発し、あっという間に巡行を終えて戻ってきていました。
撮影してあったのは、参加者受けつけのときのこの写真1枚のみ…(泣)。
さて出陣式を終え、いよいよ神輿パレードの始まりです!
先に出発していた纏を先頭に、丸音會さんのお囃子、
行徳神輿、
そして江戸前神輿と続きます。
こちらは再び行徳神輿。
「わっしょい!」の掛け声で、ところどころで行徳もみを披露しながら巡行します。
江戸前神輿は「せいや」「そいや」などの掛け声で、神輿を揺すりながら進みます。
行徳もみはあまりやらなかったので、見逃してしまいました。
途中でパレード先頭の纏に追いつきました。
纏は江戸川天夢會さんです。
そして神輿の近くで祭り姿のワンちゃんを発見。
気合い入ってるな~と思ったら、行徳まつり関係者のワンちゃんでした。
スタートから30分程で、神輿が南行徳駅に近づいてきました。
同日開催中の南行ホコ天エリアでもみを披露します。
江戸前神輿も追いつき、2基の神輿が行徳もみを共演します。
そして行徳神輿が、まだまだ終わらせない!と粘っている間に
後からきた江戸前神輿が先に終了。
こちらも最後の放り受けをして終了となりました。
2基一緒に一本締めをして、休憩です。
観客は、南行ホコ天からも集まり、すごい人数に膨れ上がっていました。
さて予定では、休憩後に両神輿が南行徳駅北口ロータリーまでいくことになっていましたが、警察の道路使用許可の関係で急遽ここで終了となってしまいました。(今年は祭礼のときもあったな…。)
行徳神輿と江戸前神輿は撤収し、ここからは相祭會の神輿が登場です。
相祭會は、相之川(南行徳地域)を拠点とする江戸前の神輿同好会。
今回、行徳まつり初の南行徳開催ということで、一緒にもむことになりました。
この神輿は相祭會メンバーの手作り(仕上げは浅子周慶)で、台輪サイズは四尺。
先ほど担いだ行徳神輿(四尺五寸)よりサイズは少し小さくなりますが、あちらは現代に合わせて担ぎやすく(軽く)作られているのに対し、こちらは木材に重い欅材が使われており、担ぎ棒だけでも370㎏あるとのこと。
行徳一重い上妙典の大神輿に匹敵する重さだともいわれています。
その重量級神輿を、行徳もみで放り受けすることができるかは今回の注目ポイント。
また、この神輿を白装束で担ぐのは今回が初めてとなります。
さていよいよ出発です!
まずは白装束の行徳担ぎ。
すごい迫力!圧巻です!!
白装束の担ぎ手がこんなに大勢でもむ光景は見たことがありません。
さしも地すりも息ぴったりですね!
そして、放り受けもきれいに上がりました!
お見事!!
担ぎ手の方の話では、「かなり重かったが、上妙典より人数が多く入れたから、上妙典ほどの重さは感じなかった」とのこと。
確かにあの人数なら、担ぎ手の負担もかなり違うのでしょうね。
でもその大人数の息をぴたりと合わせるのも、熟練の技あってのことかと思います。
続いて江戸前担ぎです。
こちらは軽妙なテンポでにぎやかに練り歩きます。
この巡行も変更があり、ロータリーに入ることなく市民センター前に引き返していきました…。
江戸前ならではの大盛り上がりの中、拍子木の合図で終了です。
最後は神輿部会の会長による3本締めで、2023年行徳まつりの神輿もみがすべて終了しました。
この神輿パレードの様子を約5分の動画にまとめました。
ぜひ動画でもご覧ください。
以上、神輿パレードを中心に振り返ってきましたが、南行徳公園の会場の様子も簡単に紹介しておきましょう。
今回、これまでのような模擬店やフリーマーケットの出店が無くなりました。
グラウンドの中央には、飲食スペースが広く設けられ、
それを囲むように11台のキッチンカーが並びました。
特設ステージでは、市民団体がダンスや歌、演奏などを披露。
会場の一画では、行徳手づくり市が開催され、ハンドメイド作家さんたちが個性あふれる手作り作品を販売しました。
そして防犯フェスタではパトカーや白バイの乗車体験もあり、子どもたちの人気を集めていました。
今回の神輿パレードを盛り上げてくださった担ぎ手の皆さんです。
この写真の撮影は、行徳まつり実行委員会の公式撮影スタッフShunさんです。
Shunさんについてはご存知の方も多いかと思いますが、市川の四季折々の魅力的な風景をSNS(Instagram X(旧Twitter) Facebook)で発信されています。素敵な写真の数々をぜひご覧ください。
来年も南行徳開催となるのか、あるいはまた別の地域になるのかわかりませんが、行徳まつりは常に進化し続けている印象です。
「神輿のまち」の代表格ともいえるこのイベントを、来年も楽しみに待ちたいと思います。
※行徳まつりについては、こちらのページで詳しく紹介しています。
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