市川市立行徳小学校で昨年10月29日(土)、行徳小学校創立150周年祝賀行事と、3年生による恒例の「おみこし集会」が開かれました。
その様子をレポートします。
祝賀行事は、想像以上に豪華な内容でした。
まずはこちら。
京成トランジットバスのフルラッピングバス「行徳小学校150thドリームバス」のお披露目です。
このバスには、流れる大きな虹と、全校児童851人の夢で描かれた「GYOTOKU ES(elementary school の略) 150th」の文字がデザインされています。
子どもたちは順番にこのバスを見学し、自分の書いた夢を見つけては「あったあった!」と大喜びでした。
このバスは、来年3月31日(金)まで、市川市内を中心に京成トランジットバスの一般乗合路線を運行中とのこと。
私はまだ遭遇できていませんが、期間中に見かけられたらラッキーですね。
記念企画のもう一つはこちら。
PTA祭り委員会主催の「タイムカプセル」です。
全校児童が10年後の自分宛てにメッセージを書き、この特製タイムカプセルに収めたそうです。
10年後にこれを開ける日が楽しみですね。
さらに、この日の目玉企画として人気アニメの声優さんが、サプライズゲストとして登壇。
これには子どもたちもびっくり!
最後はアニメの決め台詞を「行徳小150周年」になぞらえて唱和し、盛り上げていました。
と、これだけでも盛りだくさんの内容ですが、当サイトとしてはここからが本番。
満を持して、行徳神輿の登場です!
行徳小の子どもたちは、3年生の総合的な学習の授業で、行徳の地場産業である神輿づくりや祭りなどについて学びます(紹介記事はこちら)が、コロナ禍でこの3年間すべての祭りが中止となっていたこともあり、実際にホンモノの行徳揉みを見たことがある子は、決して多くはないようです。
初めて見る実演はかなりインパクトがあるだろうな…。
実際、揉みが始まると、子どもたちはその迫力に釘付け。
こちらは天の神様に感謝を捧げる「さし」。
子どもたちは息をのんで静かに見守ります。
そして神輿を高く放り上げる「放り受け」では、「わ~っ」と大歓声が上がりました。
その後、揉み手の掛け声に合わせて、子どもたちも「わっしょい!わっしょい!」と大合唱!
会場は大盛り上がりとなりました。
最後は、行徳独特の手拍子「行徳打ち」で終了です。
行徳小の子どもたちは、みんなこの「行徳打ち」もお手のもの。学びの成果ですね。
こちらは揉み手の皆さんです。
いつもこういう行事に快く協力されて、頭が下がります。
この日は、子どもたちのヒーローとなっていましたね。
全校児童参加による祝賀行事の後は、3年生のおみこし集会です。
神輿や祭りの学習の総まとめとして、クラスごとに神輿を揉みます。
本来はこれも全学年参加で神輿を揉む行事でしたが、コロナ禍になってからは、3年生だけで揉んでいます。
ちなみに、行徳小の子どもたちは「神輿は『担ぐ』ではなく『揉む』もの」と習っているので、「担ぐ」とは言いません。
これは行徳の中でも、行徳小の地元・五ヶ町を中心としたこの近辺の伝統のようです。
行徳地域でも他の町では『担ぐ』と言っているような気がします。
代表の子どもたちのあいさつで会が始まります。
五ヶ町の総鎮守社・神明社の半纏がぶかぶかでかわいいですね。
衣装は、行徳の祭りの伝統的な衣装である白装束。
白いビニールで手作りし、体操着の上に着用しています。
よくできていますね。
クラスごとに神輿を揉みます。
行徳揉みもばっちりですね。
こちらは天に高く差し上げる「さし」。
「放り受け」もカッコよくきまってます!
態勢が難しい「地すり」も頑張っていますね。
こちらは妙典囃子保存会・本塩囃子保存会の皆さん。
いつも地元の祭りやイベントを盛り上げてくださっています。
祭りにお囃子は欠かせませんね。
子どもたちもお囃子に合わせて、楽しそうに踊っていましたよ。
狐やおかめ、ひょっとこなど、お手製のお面がユニークですね。
最後は、やはり「行徳打ち」で終了です。
閉会式で、子どもたちが感想を発表しました。
「神輿は自分だけの力では重いけど、みんなで協力すると楽しく揉めました」
「本物の祭りでも神輿を揉んでみたい!」
今年のスローガンは
「みんなで楽しんで元気と幸せが広がるおみこし集会にしよう」
だったそうですが、今年も100点満点でしたね!
「神輿のまち」の小学校の行事の素晴らしさが、伝わりましたでしょうか?
こちらの動画にもまとめましたので、ぜひご覧ください。
※昨年のレポートはこちら。
※この記事は、小学校に許可をいただいて掲載しています。
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