2021年の陰祭り

コロナ禍のため、昨年に続き今年も行徳の祭礼はすべて中止となりました。

一部の神社では、神輿の渡御を行わない「陰祭り」が行われました。

 

 

五ヶ町の祭礼

五ヶ町の祭礼は、江戸時代に行徳の中心地だった本行徳一丁目、二丁目、三丁目、四丁目と本塩の5つの町の祭礼です。

(本行徳一丁目、二丁目、三丁目、四丁目は旧・住居表示です。現在は合わせて「本行徳」になり、これらの住居表示は存在しません。)

5つの町共有の神輿を、各町が担ぎつないでいく祭りで、行徳ではもっとも歴史ある祭りとされています。

 

10月9日(土)

この日の午前中、五ヶ町の総鎮守・本行徳一丁目の神明社豊受太神宮の飾り付けが行われ(そのときの様子はこちら)、午後から陰祭りが始まりました。

 

夜、各神社の宵宮の様子を見に行ってきました。

 

本行徳一丁目/神明社豊受太神宮

地元では「宮元」と呼ばれている神社です。

夜は行灯や神輿がライトアップされて幻想的!

大神輿が圧倒的な存在感を放っていました。

鳥居の上には祭礼用大行灯、参道には地口行灯が飾られています
鳥居の上には祭礼用大行灯、参道には地口行灯が飾られています
神輿蔵もライトアップ。守神剣(右)が大神輿と一緒に飾られている姿はなかなか見ることができません
神輿蔵もライトアップ。守神剣(右)が大神輿と一緒に飾られている姿はなかなか見ることができません
大神輿がライトアップされて光輝いています
大神輿がライトアップされて光輝いています
本行徳一丁目の子ども神輿(2基)と山車
本行徳一丁目の子ども神輿(2基)と山車

 本行徳四丁目/神明神社

宮元の分社です。

こちらも参道に地口行灯が並び、ライトアップされていました。

神輿蔵にも明かりがついて、中にある子ども神輿と山車を見ることができました。

鳥居の前から
鳥居の前から
風情があって何ともいい感じですね
風情があって何ともいい感じですね
本行徳四丁目の子ども神輿と山車
本行徳四丁目の子ども神輿と山車

本行徳三丁目/八幡神社

宮元の分社です。

いつもと変わらない様子で、真っ暗でした。

本塩/豊受神社

宮元の分社です。

参道には地口行灯が飾られていましたが、ライトアップはされていませんでした。

境内にある本塩自治会館からは、お囃子の稽古の音が聞こえていました。


 

※本行徳二丁目には神社がありません。

10月10日(日)

陰祭り2日目。

どの神社も参拝者はほとんど見られませんでした。

おそらく、この日が陰祭りであることを知っている人も少ないのでしょうね。

本行徳一丁目/神明社豊受太神宮
本行徳一丁目/神明社豊受太神宮
本行徳三丁目/八幡神社
本行徳三丁目/八幡神社
本行徳四丁目/神明神社
本行徳四丁目/神明神社
本塩/豊受神社
本塩/豊受神社

10月15日(金)

祭礼当日です。この日神事が行われました。

船橋大神宮の神職が、一丁目から順番に各神社をまわられていました。

祭りというと、神輿ばかりに目が行きがちですが、こうしてきちんと神事が行われていることも、多くの方にお伝えしたいですね。

本行徳一丁目/神明社豊受太神宮
本行徳一丁目/神明社豊受太神宮
本行徳三丁目/八幡神社
本行徳三丁目/八幡神社
本行徳四丁目/神明神社
本行徳四丁目/神明神社
本塩/豊受神社
本塩/豊受神社

この日の夜、本塩の豊受神社で、本塩囃子保存会が祭り囃子を奉納しました。

久しぶりに聞いた祭り囃子!やはり心躍ります。

地口行灯がライトアップされていい感じ
地口行灯がライトアップされていい感じ
拝殿でお囃子が奉納されました
拝殿でお囃子が奉納されました
その後、境内の自治会館でもお囃子を演奏
その後、境内の自治会館でもお囃子を演奏
仁羽踊りも披露されました
仁羽踊りも披露されました

お囃子の動画はこちら。


関ヶ島の祭礼

関ヶ島の胡籙神社の祭礼です。

神輿渡御の前に獅子頭がまちを巡行するという、珍しい祭りです。

 

10月10日(日)

この日、普段閉まっているお宮が開き、拝殿前に獅子頭が飾られていました。

神社には誰もいませんでした。

鳥居や参道には提灯やススキが飾られています
鳥居や参道には提灯やススキが飾られています
拝殿前の左右にオスとメスの獅子頭1対が並んで展示されています
拝殿前の左右にオスとメスの獅子頭1対が並んで展示されています
後藤直光作の獅子頭。頭の上に丸い宝珠をのせたこちらはメス
後藤直光作の獅子頭。頭の上に丸い宝珠をのせたこちらはメス
拝殿奥の本殿も開いていました
拝殿奥の本殿も開いていました

上妙典の祭礼

妙典一丁目にある八幡神社の祭礼です(詳しくはこちら)。

祭りの名前は「上妙典」ですが、「上妙典」は旧・住居表示で、現在はその地名は使われていません。

今の妙典一丁目と二丁目が氏子地域になります。

行徳一重い大神輿が特徴の祭りです。

 

10月10日(日)

 1週間前の10月3日(日)に神社の飾り付けが行われ(そのときの様子はこちら)、この日は神事が行われました。

参道入り口に提灯とのぼり旗が飾られました
参道入り口に提灯とのぼり旗が飾られました
境内には提灯やススキが飾られ、国旗が掲揚されています
境内には提灯やススキが飾られ、国旗が掲揚されています
大小の神輿(右の2つ)と山車(右奥)のほかに、今年は中神輿(左)と獅子頭(手前)が加わりました
大小の神輿(右の2つ)と山車(右奥)のほかに、今年は中神輿(左)と獅子頭(手前)が加わりました
神事の様子
神事の様子

10月15日(金)

この日も国旗が掲げられ、お宮が開いていました。

やはり参拝者の姿はほとんど見られませんでした。


下妙典の祭礼

妙典三丁目にある春日神社の祭礼です。

祭りの名前は「下妙典」ですが、「下妙典」は旧・住居表示で、現在はその地名は使われていません。

今の妙典三丁目が氏子地域になります。

神輿ではなく大きな獅子頭を担ぐのが特徴の祭りです。

 

10月15日(金)

この日の午後に行きましたが、午前中に神事が行われたそうです。

やはりここもほとんど参拝者の姿は見られませんでした。

 

こちらも国旗が掲揚されていました
こちらも国旗が掲揚されていました
参道はススキや地口行灯できれいに飾り付けられています
参道はススキや地口行灯できれいに飾り付けられています
拝殿の様子
拝殿の様子
実は、当日獅子頭の写真を撮り忘れてしまいました。こちらは昨年の神社めぐりのときの写真です
実は、当日獅子頭の写真を撮り忘れてしまいました。こちらは昨年の神社めぐりのときの写真です

押切の祭礼

押切の稲荷神社の祭礼です。

祭礼日は、行徳で最も遅い18日・19日です。

 

10月19日(火)

前日に神事が行われたそうで、この日も稲荷神社のほか、境内社の浅間神社と弁財天社のお宮が開きました。

稲荷神社の拝殿には獅子頭が飾られていました。

稲荷神社
稲荷神社
昨年寄贈された獅子頭
昨年寄贈された獅子頭
境内社の浅間神社
境内社の浅間神社
境内社の弁財天社
境内社の弁財天社

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    本塩囃子会 江草 (日曜日, 24 10月 2021 18:12)

    画像と動画のUPありがとうございます。いつも自分の町内の祭りしか見られないので、他の町内の様子を一度に見られて感激です。

  • #2

    わっしょい!行徳 (日曜日, 24 10月 2021 18:29)

    江草さま、コメントありがとうございます。
    初のコメントをいただきこちらこそ感激です。大変励みになります。
    今後も行徳の祭りを「どこよりも詳しく」お伝えできるよう頑張りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

祭りが10倍おもしろくなる!

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わっしょい!行徳