コロナ禍のため、昨年に続き今年も行徳の祭礼はすべて中止となりました。
一部の神社では、神輿の渡御を行わない「陰祭り」が行われました。
五ヶ町の祭礼
五ヶ町の祭礼は、江戸時代に行徳の中心地だった本行徳一丁目、二丁目、三丁目、四丁目と本塩の5つの町の祭礼です。
(本行徳一丁目、二丁目、三丁目、四丁目は旧・住居表示です。現在は合わせて「本行徳」になり、これらの住居表示は存在しません。)
5つの町共有の神輿を、各町が担ぎつないでいく祭りで、行徳ではもっとも歴史ある祭りとされています。
10月9日(土)
この日の午前中、五ヶ町の総鎮守・本行徳一丁目の神明社豊受太神宮の飾り付けが行われ(そのときの様子はこちら)、午後から陰祭りが始まりました。
夜、各神社の宵宮の様子を見に行ってきました。
本行徳一丁目/神明社豊受太神宮
地元では「宮元」と呼ばれている神社です。
夜は行灯や神輿がライトアップされて幻想的!
大神輿が圧倒的な存在感を放っていました。
本行徳四丁目/神明神社
宮元の分社です。
こちらも参道に地口行灯が並び、ライトアップされていました。
神輿蔵にも明かりがついて、中にある子ども神輿と山車を見ることができました。
本行徳三丁目/八幡神社
宮元の分社です。
いつもと変わらない様子で、真っ暗でした。
本塩/豊受神社
宮元の分社です。
参道には地口行灯が飾られていましたが、ライトアップはされていませんでした。
境内にある本塩自治会館からは、お囃子の稽古の音が聞こえていました。
※本行徳二丁目には神社がありません。
10月10日(日)
陰祭り2日目。
どの神社も参拝者はほとんど見られませんでした。
おそらく、この日が陰祭りであることを知っている人も少ないのでしょうね。
10月15日(金)
祭礼当日です。この日神事が行われました。
船橋大神宮の神職が、一丁目から順番に各神社をまわられていました。
祭りというと、神輿ばかりに目が行きがちですが、こうしてきちんと神事が行われていることも、多くの方にお伝えしたいですね。
この日の夜、本塩の豊受神社で、本塩囃子保存会が祭り囃子を奉納しました。
久しぶりに聞いた祭り囃子!やはり心躍ります。
お囃子の動画はこちら。
関ヶ島の祭礼
関ヶ島の胡籙神社の祭礼です。
神輿渡御の前に獅子頭がまちを巡行するという、珍しい祭りです。
10月10日(日)
この日、普段閉まっているお宮が開き、拝殿前に獅子頭が飾られていました。
神社には誰もいませんでした。
上妙典の祭礼
妙典一丁目にある八幡神社の祭礼です(詳しくはこちら)。
祭りの名前は「上妙典」ですが、「上妙典」は旧・住居表示で、現在はその地名は使われていません。
今の妙典一丁目と二丁目が氏子地域になります。
行徳一重い大神輿が特徴の祭りです。
10月10日(日)
1週間前の10月3日(日)に神社の飾り付けが行われ(そのときの様子はこちら)、この日は神事が行われました。
10月15日(金)
この日も国旗が掲げられ、お宮が開いていました。
やはり参拝者の姿はほとんど見られませんでした。
下妙典の祭礼
妙典三丁目にある春日神社の祭礼です。
祭りの名前は「下妙典」ですが、「下妙典」は旧・住居表示で、現在はその地名は使われていません。
今の妙典三丁目が氏子地域になります。
神輿ではなく大きな獅子頭を担ぐのが特徴の祭りです。
10月15日(金)
この日の午後に行きましたが、午前中に神事が行われたそうです。
やはりここもほとんど参拝者の姿は見られませんでした。
押切の祭礼
押切の稲荷神社の祭礼です。
祭礼日は、行徳で最も遅い18日・19日です。
10月19日(火)
前日に神事が行われたそうで、この日も稲荷神社のほか、境内社の浅間神社と弁財天社のお宮が開きました。
稲荷神社の拝殿には獅子頭が飾られていました。
下の各カテゴリをクリックすると、 同じカテゴリのすべてのブログ記事を閲覧できます。
また、その下のボタンをクリックすると記事のシェアができます。
↓↓↓
コメントをお書きください
本塩囃子会 江草 (日曜日, 24 10月 2021 18:12)
画像と動画のUPありがとうございます。いつも自分の町内の祭りしか見られないので、他の町内の様子を一度に見られて感激です。
わっしょい!行徳 (日曜日, 24 10月 2021 18:29)
江草さま、コメントありがとうございます。
初のコメントをいただきこちらこそ感激です。大変励みになります。
今後も行徳の祭りを「どこよりも詳しく」お伝えできるよう頑張りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。