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妙典まつり 2022 レポート

2022年10月30日(日)、妙典地域最大のイベント「妙典まつり」が3年ぶりに開催されました。

  

コロナ禍で第15回(2020年)と第16回(2021年)は中止となり、2022年はどうなるのか気になっておりましたが、6月にはイオン市川妙典店の店内にこんなポスターが並んで貼り出されました。

 

イベントのオリジナルキャラクターの歴代ポスターが人目を引きますね。

そして一番上の「今年はやりたい!」の文字に、主催者からのメッセージを感じます。

 

それから3カ月…。

9月には、こんなポスターが登場しました。

 

晴れパンダの、開催の決意を感じさせる表情も、 「オマタセ!」の一言もいいですね。

えぇえぇ、待っていましたとも。

「NO MATSURI NO LIFE  (祭りのない人生なんて)」のコピーもナイス!

ポスターを制作されている金城氏のセンスが光ります。

 

 

 

 

さて、妙典まつりはこれまで妙典交通広場(駅前ロータリーの正式名称だそうです)を会場としていましたが、今回はこれに加えて、イオン市川妙典店をつなぐサークルデッキを第2会場とし、会場を拡大しました。 また、飲食屋台の数を減らしたり、フードゾーンを設けて食べ歩きを禁止とするなど、感染拡大防止に配慮しながら開催されました。

 

第1会場(妙典交通広場)

行徳で久しぶりにたくさんの人を見た気がします。


 

屋台グルメやゲームブースはこんな感じ。

 

第2会場(サークルデッキ)

こちらも大盛況です。

 

ステージ

今回は規模を縮小して、午後のみとしました。

いつもステージのトリを盛大に飾っていた、おなじみの「東妙典吹奏楽団」は出場せず、ちょっと寂しかったな。


 

さてここからは、当サイトとしてはメインとなる、神輿の巡行についてお伝えします。

 

第一会場の本部周辺には、妙典の誇る神輿(注)が並べて展示され、このイベントの目玉の一つとなっています。

 

(注)下妙典の獅子頭は現在修復中のため、今回は展示は無し。

 

 

実はこの上妙典八幡神社の神輿は、毎回、会場に運ぶ前に安全祈願の祈祷をしているとのこと。

その様子を見せていただきました。

 

祈祷を行っているのは、八幡神社に隣接する妙好寺のご住職です。

神仏分離でお寺と神社が分けられる前は、八幡神社は妙好寺の神社だったため、両者は今も密接な関係にあるそうです。

神社でお経を聞くのはちょっと不思議な感じですが、7月の下妙典の龍神祭も同じでした。

 

祈祷が終わった後は、神輿をトラックに載せて会場へ運ぶわけですが、そこは行徳一重い上妙典の大神輿。トラックに載せるだけでも大仕事です。

大切な神輿にキズをつけないよう、担ぎ手の皆さんで力を合わせて慎重に荷台に載せます。

 

動画の方がわかりやすいかな。

 

 

 

神輿の実演は、これまでロータリー内だけで行っておりましたが、今回は密を避ける意味もあり、巡行ルートを大幅に拡大し、ロータリーを出て妙典中央通りのユニクロ前からセブンイレブン前までの間を練り歩きました。

 

前回の祭りでは、上妙典八幡神社の大神輿と下妙典春日神社の獅子頭、そして妙典まつり女神輿が順番に実演を行いましたが、今回は規模縮小ということもあって、上妙典の大神輿は出さず、中神輿1基を男女一緒に担ぎました(獅子頭は修理中)。

 

スタートは本部前。最初に行徳揉みを披露してから出発です。

 

ここであれ?と思ったのは、行徳揉みの順番。

普通は馬(神輿を置く台)から上げる一発目は「さし」から始まるのに、「地すり」から始まったんですよね…。

 

神輿はロータリーを出て、妙典中央通りを進みます。

ガード下は「わっしょい!」の声もよく響きますね。

 

神輿の通る道を塩で清めながら進むのは、上妙典ならではの光景。

 

担ぎ手は、最初は男性のみでしたが、

 

途中から女性も入りました。

女性が入ると華やかになりますね。

 

途中途中で行徳揉みをはさみます。

 

交差点内の揉みは、見どころの一つですね。

信号が変わっても、車を待たせて揉み続けます。

 

すぐそばをバスが通ったりもしますが、旧道(行徳街道)と違って道幅が広いので、安心して見ていられます。

 

ロータリーとのT字路に戻って来ました。

 

ここからは、進んだり戻ったりの攻防が繰り広げられます。

一番の見せ場です。

 

そしてロータリーに戻り、最後の揉みを披露して、3本締めとなりました。

 

 

行徳の祭りは、白装束と行徳揉みという独自の文化があるため、江戸前担ぎの担ぎ手さんたちにとっては、入りにくい部分もあるのかもしれません。

でも今回、新宿 百人睦さんや若い女性が初参加されているのを見て、なんだかこちらまでうれしくなりました。

 

妙典まつりは行徳の二大イベント祭りの一つとして、初めての方や他地域の方も参加しやすい祭りだと思います。

この機会に多くの方に行徳の祭りを体験していただけるといいですね。

 

 

ここまで書いた内容を動画にもまとめましたので、ぜひこちらもご覧ください。

こちらは、今回の神輿巡行を取り仕切ってくださった上妙典青年会や八幡神社の関係者の皆さんです。

 本当にお疲れさまでした。

 

 

 

 

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