10月11日㈯・12日㈰、相之川日枝神社・香取神社(注)の大祭が6年ぶりに開催されました。
本来3年に一度の大祭ですが、3年前の2022年はコロナ禍の真っ只中でやむなく中止に。
また6年前の大祭も台風に見舞われ、「宵宮中止」「神輿渡御は午後から」と縮小版での開催となったため、完全な形での開催は実に9年ぶりということになります。
2025年の祭りの様子を2回に分けてレポートします。
(注)今井橋近くにある相之川の香取神社です。同日に祭りが行われた四カ村の香取神社とは異なります。
祭り準備
祭り1カ月前から行徳街道沿いにのぼり旗や提灯が並び始めました。
(9月9日撮影)
祭りの2週間前から、境内にある相之川自治会の事務所で祭り半纏の貸し出しが行われたようです。
祭りの1週間前に神社を訪れてみると、今年奉納された新しい大幟が立てられていました。
行徳地域の神社で大幟が立てられているのは、これまで新井熊野神社だけだったと思いますが、そこに日枝神社も仲間入りし、同じ江戸前担ぎを行う2社共通の光景となりました。
境内には御仮屋や
寄付板などが設置され、
のぼり旗に加えて提灯も取り付けられました。
あとは当日を待つばかりですね。
(10月4日撮影)
宵宮/10月11日㈯
大祭式
相之川の祭りは、「大祭式」の神事から始まります。
日枝神社は行徳で唯一神職さんがいる神社。神職さんと地域の方々が一体となって祭りを行っている印象が強いです。
大祭式の式次第はこちら。
行徳地域の祭礼神事において祭祀舞が奉納されるのは、この日枝神社と、日枝神社の兼務社である押切稲荷神社の2社だけ。
明治天皇の歌を神楽にした「朝日舞」は、「宮司舞」ともよばれ、本来男性の神職さんが舞うものだそうですが、こちらでは女性の神職さんが舞います。
この朝日舞とそれに続く鈴祓いは、拝殿の外からありがたく拝見することができました。
この日は朝から雨が降り続いていましたが、関係者や地域の方々が静かに式を見守っていました。
その後、先触れ巡行として、飾り付けした神輿を載せたトラックが相之川をまわりました。
宵宮
夜は神社境内に露店が並びました。
19時からの奉納演芸では、老若男女が順番にマイクを握り、カラオケ大会で盛り上がっていました。
朝からの雨は小雨ながら終日やまず、皆さん傘をさしながらの観覧。
人の出が少なかったのが少し残念でしたが、9年ぶりとなる宵宮が無事開催できて何よりです。
御霊遷し
奉納演芸が終わり、境内に静けさが戻りました。
この後、神社の本殿にまつられている御神体を御仮屋に並んだ宮神輿に遷す儀式「御霊遷しの神事」が行われます。
拝殿で神事が始まりました。
日枝神社の大祭で朝日舞が奉納されるのは今年が初となります。
午前中の大祭式に続き、この神事でも見ることができました。
その後すべての灯りが消され、御霊が宮神輿に遷されます。
御霊遷しは写真撮影が禁止とされているので写真はありませんが、真っ暗な中に神職さんの「おー」という警蹕(けいひつ)の声が響き渡り、大変厳かで神聖な雰囲気となります。
御霊が遷された後、関係者が玉串を捧げ、神事は終了となりました。
今回日枝神社の神職さんに伺ったお話によると、日枝神社さんは
・御霊を入れていないみこしは「御輿」
・御霊を入れたみこしは「神輿」
と表記されているそうです。
つまり、この御霊遷しの神事によって「御輿」が「神輿」となるそうです。
神社さんならではのこだわりの表記ですね。
こだわりの表記といえばもう一つ。
神輿の渡御を行う大祭を、「例大祭」と表記するところが多いですが、神職さんのお話では「例大祭」は本来「毎年行われる大祭」を指すそうです。
相之川は3年に一度なので、「例大祭」ではなく「大祭」と表記されています。
ぜひポスターにも注目してみてくださいね。
大祭式から宵宮までの様子はこちらの動画にもまとめてあります。
ぜひ併せてご覧ください。



コメントをお書きください