2023伊勢宿の祭礼レポート① 宵宮

行徳で2023年の秋の大祭ラッシュとなった10月1週目の週末。

ここ伊勢宿でも3年に1度の祭礼が4年ぶりに行われました。

 

宵宮の土曜も本祭りの日曜も、各祭礼のスケジュールをにらみながらのはしご取材となりましたが、宵宮の御霊遷しから本祭りの宮出しと渡御、そして宮入り、御霊還しまで、主なポイントは押さえることができたかと思います。

 

その2日間の様子をレポートします。


宵宮/10月7日(土)

この日は朝から新井の本祭りと関ケ島の陰祭り、そして上妙典の宵宮の御霊遷しを見てまわり、最後に伊勢宿豊受神社に着いたのは18時。

すでに日も落ち、宵宮らしい雰囲気になっていました。

 

境内に設置された御仮屋には神社神輿を真ん中に、子ども神輿と山車が並んでいます。

 

境内社にも神饌が供えられ、提灯の灯りもいい感じです。

 

この石祠には赤い文字で「羽田徳力稲荷大善神」「妙威徳辨財天」「妙見大菩薩」と書かれています。

明治時代の神社合祀でまとめられたものでしょうか。

神さまと仏さまが一緒に祀られているようですね。

(詳しい歴史をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらからご連絡ください。)

 

さて、拝殿で宵宮の神事が始まりました。

関係者や地域の方たちが、外からこれを見守ります。

 

その後、境内の灯りをすべて消し、御霊遷しの儀式が行われました。

御霊遷しは撮影禁止のため写真はありません。

 

御霊を神輿に遷し終えると、再び灯りがつき、神事が続けられます。

 

祝詞の奏上に続き、

 

関係者各代表が順番に玉串を捧げ、神事は終了。

 

伊勢宿の御霊遷しはこれまでに見てきた他の町とは明らかに雰囲気が違いましたね。

担ぎ手の参列が少なく、また参列者と見物客の境が無い感じで、見物客も参列者と一緒に並んで式に参列しているかのように見えました。

その見物客のお子さんが神事の最中動き回り、しまいには最前列まで出てきてしまう場面もあり、ある意味寛容的というのか、神事特有の張りつめた空気感がなく、ややゆるい印象を受けました。

 

神事の後は、妙典囃子保存会と本塩囃子保存会の皆さんがお囃子を演奏されました。

 

おかめとひょっとこのストーリー仕立ての踊りも披露され、宵宮を楽しく盛り上げていました。

 

 

2023伊勢宿の祭礼レポート② に続きます。

 

 

 

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