2023五ヶ町の祭礼レポート④ 本塩渡御 の続きです。
今回は渡御終了後から、祭礼が終わるまでの様子をレポートします。
※以下に記載している時間は、だいたいの目安で、正確な時間ではないところもあります。
※五ヶ町の祭礼レポートを最初からお読みいただく場合はこちらから、準備編からお読みいただく場合はこちらからご覧ください。
着輿の儀
神輿は本塩豊受神社に宮入りしましたが、ここで御霊を還して祭り終了、とはなりません。
ここが一般的な祭礼とは大きく異なる点ですね。
まずは「着輿の儀」とよばれる神事が行われます。
が、祭りが予定より早く進行したため、神職あるいは役員の方たちが揃っていなかったようで、30分ほど待機。
そして
18:00 着輿の儀が始まりました。
神事中の雅楽の演奏も、
3人の神職による儀式も、行徳の祭礼では唯一。
こういった格式の高さも、五ヶ町の祭礼が一目置かれる所以の一つかと思います。
関係者が玉串を捧げ、神事は滞りなく終了しました。
宮元へ帰参
着輿の儀を終えた神輿は、
18:25 本塩豊受神社を出て、
本塩豊受神社の脇は屋台が並び明るいですが、ここを過ぎると真っ暗です。
隊列は、以下の順番で続きます。
18:35 これを宮元の奉賛会の方たちが出迎えます。
隊列の先頭にあいさつし、
そのまま宮元の神社まで先導していきます。
18:40 神輿が鳥居をくぐって本殿前に帰着。
三三七拍子の三本締めで(行徳締めではありませんでした)、揉み手のお役目は終了となりました。
樽酒がふるまわれ、揉み手が解散となった後、
18:55 御霊納式と還御の儀が行われます。
ここでも雅楽が奏でられ、より重厚感のある儀式となっていました。
これをもって一連の神事はすべて終了となりました。
19:40 神輿を神輿庫に納めます。
神輿の綱をゆるめ、
担ぎ棒を外して飾り用の短いものに替え、
蔵出しのときのように神輿を台車に載せ、神輿庫までゆっくり転がしていきました。
神輿庫の中で、神輿を馬(神輿を置く台)に載せ、
19:50 手締めで神輿庫納めが完了し、2023年の祭りがすべて終了となりました。
大変お疲れさまでした。
今回、祭りの準備から最後の神輿納めまで密着取材させていただきましたが、もっとも印象に残ったのは、五ヶ町の祭礼が神事や格式を重んじる祭りであること、そしてそれを守り続けている方たちの祭りへの思いや誇りでした。
時代に合わせて変わっていく部分はあっても、大切なのは祭りが途絶えることなく長く続いていくことですね。
伝統ある祭りを今後も見守り続けていきたいと思います。
記録として残すため、今回はできる限り詳細にレポートしてみました。
長い長い文章となり完成まで時間を要してしまいましたが、お待ちいただいていた方、最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
感想やご意見などございましたら、コメント欄またはこちらからお気軽にお寄せいただけるとうれしいです。
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