市川市立妙典小学校で11月9日㈯、全校行事「妙典プレスタ」が開かれました。
プレスタとは、プレイ&スタディの略。
校内に設置されたさまざまな体験コーナーを、児童がスタンプラリー形式で自由にまわり、各コーナーを担当する保護者や地域の人たちとふれあいながら「遊んで学ぶ」という全校あげての一大イベントです。
昨年のプレスタでは、オープニングセレモニーに上妙典の神輿が登場し、全校生徒の前で行徳揉みを披露しましたが、今年は神輿コーナーの中で行われる形となりました。
揉み手は、上妙典青年会と先生5人の連合チーム。
先生5人のうち4人は昨年も揉んだ経験者だそうで、さしも地すりも放り受けもバッチリきめていました。
集まっていた子どもたちが、「わっしょい!」と声を合わせて声援を送り、揉み手はまるでヒーローのよう(笑)。
揉みが終わると、揉み手の先生が子どもたちの元へ行き、一緒に拍手で盛り上がりました。
小学校ならではの微笑ましい光景ですね。
さて、次は子どもたちの番です。
地元・妙好寺さんの纏(まとい)の半纏を着て、子ども神輿を元気に揉みます。
わっしょい!わっしょい!
身体の大きい子は、大人と一緒に大きい神輿を揉みます。
わっしょい!わっしょい!
ちょうどこの前週に行なわれた「市川市市政施行90周年記念式典」の中で、「行徳の神輿文化と祭礼」が市川市の無形民俗文化財に指定されたことが発表されたばかり(それについての記事はこちら)。
こうして子どもたちが行徳神輿に触れることの大切さをあらためて感じます。
さて今回のプレスタでは、神輿コーナーのほかに4年生の獅子頭コーナーもありました。
妙典小の「総合的な学習の時間」では、1年間の学習テーマをクラスごとに決めるそうで、これまでも4年生が行徳の神輿をテーマに選んだことがありますが(2022年度の記事はこちら)、初めて獅子頭をテーマに選んだのが、今年の4年生です。
折しも10月には地元妙典で獅子頭を担ぐ祭りが行われましたので、今年の学習テーマにはまさにぴったりでしたね。
獅子頭については、当サイトでも詳しく紹介していることから、7月に4年生を対象に、行徳の獅子頭全般についての授業をさせていただいた経緯があります。
(そのときの学校の公式サイト記事はこちら。当サイトのSNSは、Facebook Instagram X )
今回の展示は、1年間の学習の中ではまだ途中の段階での発表ということになるそうですが、あれからどこまで学習が進められたのか気になっていたので、個人的にこの日を楽しみにしておりました。
ホール入り口には、上妙典の祭礼やイベントでおなじみの後藤直光作の獅子頭が飾られていました。
まずこちらは、壁一面に貼られた学習のまとめ展示です。
獅子頭について深く調べてあり、学習の成果が伺えます。
当サイトのことも紹介してくれていましたよ(笑)。
そしてこちらは獅子頭の作品展示です。
さまざまな大きさの獅子頭がずらりと並んでいます。
どれも力作で、とても上手にできていましたよ。
思わず手に取って見たくなるようなリーフレットもありました。
3台のスクリーンには学習をまとめた映像が映し出されていました。
子どもたちが獅子頭で地すりをしている場面や、獅子頭のさまざまな情報がまとめられていて、興味深かったです。
ここでも当サイトの名前を発見(笑)。
そしてこちらは獅子頭体験コーナー。
手作りの獅子頭を、子どもたちが代わる代わる楽しそうに揉んでいました。
掛け声は、下妙典の祭りで使われている「あんろ! わっしょい!」です。
子どもたちが、神輿だけではないもう一つの妙典の伝統文化を体験している姿は大変新鮮であり、感動的でした。
今後、行徳の神輿と共に獅子頭の文化ももっと広まっていくことを願わずにはいられません。
そのきっかけとして、小学校での学びや体験は、大変貴重で意味のあるものだと常々感じています。
今後も神輿のまちの小学校の様子を伝え続けていきたいと思います。
※この記事は、小学校に許可をいただいて掲載しています。
無断転載は禁止です。
※2023年のレポートはこちら。
下のカテゴリをクリックすると、 同じカテゴリのすべてのブログ記事を閲覧できます。
また、その下のアイコンをクリックすると記事のシェアができます。
↓↓↓
コメントをお書きください
長尾はるた (月曜日, 09 12月 2024 09:17)
ありがとうございます