市川市立南行徳小学校で12月3日㈰、神輿担ぎの体験イベント「子ども神輿担ぎ体験 in 南行徳小」が開かれました。
主催は、四カ村の祭礼を取り仕切る香取神社総代会と四カ村(欠真間、香取、湊新田、湊)各町の青年会。
子どもたちはもちろん、保護者や近隣の人にも行徳神輿の魅力をアピールし、神輿をより身近に感じてもらうためのイベントです。
南行徳小学校が今年創立150周年ということで企画され、初開催となりました。
朝方は気温10℃を下回り、白装束姿の神輿の担ぎ手にとっては厳しい寒さとなりましたが、快晴で風もなかったため、時間の経過とともに気温も上がっていきました。
「朝はかなり寒かったけど、神輿をひともみした後は寒さも気にならなくなった」とは、担ぎ手の皆さんの話。さすがです。
さて、今回用意されたのは、この2基の神輿。
大人神輿はピンクの飾り紐が印象的ですね。
こちらは欠真間の町会神輿です。
四カ村の祭りでは4つの町ごとに担ぎ手の衣装(白装束)の帯の色が決まっており、欠真間はピンクです。
この神輿の飾り紐は元は紫でしたが、昨年飾り紐を新調した際に欠真間カラーのピンクに替わりました。
子ども神輿は中台製作所の神輿です。
開会のあいさつの後、まずは担ぎ手の皆さんが行徳もみを披露。
各町の精鋭が集まっただけあって、さしも地すりも息がぴったり。きれいですね。
もんでいる間に、行徳もみの解説がアナウンスされました。
これが大変わかりやすかったので、以下にフル動画をアップしておきます。
約9分の長い動画となりますので、お時間のあるときにゆっくりご覧ください。
祭りに欠かせないのがお囃子ですね。
四カ村・湊のお囃子団体、湊囃子連の皆さんです。
続いて、子ども神輿の登場です。
たくさんの子どもたちが集まり、順番待ちの行列ができていました。
担ぎ手の皆さんから指導やサポートを受けながら、元気に神輿をもみました。
神輿をもんだ子どもは、香取神社の木札とお菓子がもらえます。
木札は関係者の手作りです。
香取神社の祭礼やイベント時に配付されていることがあるので、お持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回、木札は100個用意されましたが、すべてなくなったそうです。
300個用意されたお菓子の残り具合から、子どもの参加者は200人ぐらいだったとのこと。
子ども神輿の後は、日本ボーイスカウト市川第6団によるゲームタイム。
行徳の祭りや神輿に関する〇✕クイズが行われました。
問題は、「行徳の祭りは8月に行われる」「行徳の神輿の重さは100㎏ぐらいである」「神輿の上にある鳥はクジャクである」などなど。
皆さん、答えは 〇か✕かわかりますか (笑)?
その他、牛乳パックのブーメラン作りや輪投げ、竹ぽっくりなどのコーナーもあり、子どもたちの人気を集めていました。
会場にはキッチンカー1台とピザの出店もありましたよ。
最後は、大人の神輿体験です。
男性も女性も、たくさんの方が参加されていました。
貴重な体験の機会となりましたね。
本年、「行徳の神輿と祭り」が「ちば文化資産」に追加選定されましたが、その認知度は低いようです。
最近は市川市もYouTube公式チャンネルで広報番組を公開するなど行徳の神輿文化のPRに力を入れているようですが、これを継承していくのは次世代の子どもたちです。
今後は行徳小や妙典小のように(注)、 学校行事としてこのようなイベントを行っていくことは必要だと感じています。
閉会のあいさつでは、「今回のイベントを1回だけで終わらせるのではなく、来年も何らかの形でやりたい」という話がありました。
今回を南行徳小での最初の一歩として、より多くの子どもたちが行徳の伝統文化を見て、触れて、身近に感じる機会が増えることを願っています。
(注)当サイト取材記事
行徳小学校:おみこし集会2022@行徳小、おみこし集会2021@行徳小
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